本日16日(金)一周2.5kmのコースにコーステープが張られ、いよいよレースを待つのみとなりました!明日17日(土)は朝10時にコースがオープン。キッズレース前の12時50分まで試走していただけます。(撮影のために設営の手を止めてくれたモデルライダーはヘルメットを被っていませんが、試走やレースの際にはもちろんヘルメット着用のこと!)
駐車場に近い芝生エリアがスタート地点。本部受付テントからもアクセス可能ですが、北側に隣接する舗装路からのアクセスが容易です。スタート後60mほど直線が続きますが、登り基調で路面が凸凹なのでかなり踏まないとスピードが乗らないかも?
トップスピードまで乗せたところで、小さいトラクターをグルリと舐めるようにコーナリング。この第1コーナーに至るスタートダッシュがレース展開に大きく影響しそう。第1コーナーであると同時に、ゴール前の最終コーナーでもあります。なお、コーナー外側の柵沿いは個人やチームのテント用に解放します。
毎年選手たちを苦しめる舗装路の登りが、フィニッシュライン通過後に登場します(アプローチは例年より10mほど右側に移動しています)。勾配は4.5%ほど。約200mほどつづくこの登りでモノを言うのはパワー。つまり、ひたすら踏むのみ!
舗装路が終わるとすぐに左に折れてバギーコースへ。路面は固まっていますが、ところどころ砂利が浮き、えぐれている箇所が有るので、スピードの出しすぎ注意!180度コーナーが2カ所有り、絶好の観戦スポットである展望デッキの下を180度ターンして牧草地に向かいます。
(天気が良ければ…)雄大な八ヶ岳を望む牧草地をグネグネと登るパワーが必要なセクション。牧草はしっかりと刈り込まれているものの、ギアを踏んで行かなければ進まない。風が吹けばモロに影響を受ける場所!試走を終えた選手たちが「ここがキツイ!」と口を揃えるステキな場所!
もちろん登ったら下る!下るために登ったんだ!息絶え絶え牧草地を登ったあとは(おそらく今回最も気持ちのよい)スラロームが待っています!牧草のロールを縫うように、スピードを乗せて、バイクを倒して、目一杯グリップさせてダウンヒル!牧草地の出口コーナーは砂利が浮いているので注意が必要。
野辺山シクロクロスのオリジナルTシャツのデザインをご存知でしょうか…。そうです!泥です!肥えた畑をジグザグに進みます。ちなみにコース設営時はタイヤにまとわりつくような泥でした。土曜日に降雨が予想されているので、グチャグチャのドロドロになるかも?泥のコンディションは刻々と変わるはずです。
畑の泥エリアを過ぎるとすぐにピットエリアが登場。昨年に引き続きダブルピットです。泥エリアの直後なので、ここでのバイク交換が勝負に大きく影響するかも?ピットクルーのみ使用可能な高圧洗浄機が数台用意されます。UCIレースのピットエリアにはIDを持ったクルーのみ入ることが出来ます。
スピードの出る砂利のダウンヒル(山羊が暖かく見てます)を過ぎ、馬場の間と表彰台の横を通り抜け、フィニッシュ近くのエリアへ。下り基調なので、スピードを乗せて緑のジョンディア(トラクター)をグルリと回ります。直後にシケインが待っているので心の準備を!
シケインはシクロクロスの見せ場!高さ40CMの板を2枚ひょいひょいと走り抜けていただきます。たとえ他のセクションで遅くても、降車と乗車がスムーズで速ければカッコいい!エリート選手たちのスムーズな通過、疾走感を堪能あれ!
狭くて緩い階段を登ってフードコートのある東屋へ。こう言った障害物セクションの一つ一つの処理が重要!右のラインは乗って行けそうに見えますが…草に隠れて段差有り!(昨年はチャレンジャーが何人か前転してました)。階段を駆け上がり、美味しい臭いに包まれたフードコートへと吸い込まれて行きます。
フードコートの路面はこの上ないほどスムーズ!その反面、濡れるとかなり滑ります。雨が降れば、観客の密集度はかなりのものになるはず!あまり調子に乗って踏まないように!というのも、出口にある砂利の左コーナーは落車多発ポイントです。
2回目のピットエリア手前にあるのが、じんわり登る泥セクション!乾燥して踏み固められていれば何も問題なくクリア出来るセクションですが、雨が降ってグチャグチャになれば「押し」が入る可能性も!距離は20mほどしかないので、手前の草地でスピードを上げて突っ込みましょう!
建物を縫う砂利のワインディングダウンヒルを経て、落ち葉が敷かれたキャンプ場へ。樹々を縫うようにコースが張り巡らされていますので入念なチェックが必要!リズムに乗れれば楽しめるセクションですが、落ち葉に隠れた石や枕木に注意です。
昨年導入したフライオーバー(立体交差)が、スペシャライズドジャパン様の協賛を得て、赤くなって復活!階段は12段!じつは段数が増え、昨年より高さが増しているのはここだけの話。頂点のフラット部は昨年同様3m。あまり勢い良く突っ込まないように!素早いマウントが要求されます。
もちろん登ったら下る!(さっきも言ったような…)。昨年よりも少し距離の伸びた坂をズバーーーンと下ります。バイクに乗り馴れていない選手にとっては度胸のいるセクション!焦って焦ってブレーキを握る方が危ない!下った後のコーナーのことは考えずに、勢い良く下ってしまいましょう。
ウッドチップがたっぷり敷かれた平坦路は、滝沢牧場の大将の自信作。「ゴールが見えてきた!」と思いきや、路面が重いのでかなり踏まされます。ピットエリア後しばらく抜きどころの少ないセクションが続いていたので、ここがゴール勝負に向けた抜群の抜きどころ!道幅はたっぷり取ってあります。
少しタイトな最終コーナーを抜け、登り基調のストレートを踏んでゴール!なお、スタート直後のフィニッシュライン通過時とフィニッシュ時は真っすぐ通り抜けますが、それ以外の周回は減速して右に折れ、タイトなコーナーを抜けて本コースに戻ります(目視でゼッケンを一人一人確認するため)。