全日本選手権並みに「濃い」メンバーが集ったこの日の最終レースはUCI Elite Men。
今年も国内を代表する選手に加え、アメリカからザック・マクドナルド(Rapha-FOCUS)が参戦。アメリカ屈指の実力者である若手はどんな走りを見せるのか注目が集まった。
スタートしてから最初のコーナーでホールショットを決めたのはマクドナルド。しかし全日本チャンピオンの竹之内悠(コルバ・スペラーノハム)が先頭を奪い返すと、単独走行を開始。
2番手には小坂光(宇都宮ブリッツェン)が上がり、昨年の全日本選手権の再来かと思われたが、小坂は足にトラブルが生じ後退。変わってMTBからロード選手への転身を果たした山本和弘(cannondale championsystem)が2位に浮上。MTB仕込みのテクニックで竹之内に続く。
竹之内の独走体制は揺るがなく、余裕を持っての走りで3連覇を達成。続くマイアミ、全日本へと勢いづく。
3位には野辺山シクロクロスの表彰台の常連、小坂正則(スワコレーシング)が丸山厚(JP Sports Test TEAM MASSA-ANDEX)を振り切って獲得。
80%ルールの適用により、出走65人のうち、同一周回フィニッシュはわずか16人というサバイバルレースとなった。
Rapha野辺山高原シクロクロスレース UCI Elite Menリザルト
1位 竹之内悠(Colba Superano-Ham) 1h03’12″(Ave.23.82km/h)
2位 山本和弘(cannondale championsystem) +1’22”
3位 小坂正則(SUWAKO RACING TEAM) +1’53”
4位 丸山厚(JP Sports Test TEAM MASSA-ANDEX) +2’09”
5位 島田真琴(SHIMANO DRINKING) +3’23”
6位 濱由嵩(SNEL CYCLOCROSS TEAM) +3’43”
7位 小坂光(Utsunomiya Blitzen CX team) +4’05”
8位 武井きょうすけ(Team Forza!) +4’26”
9位 辻善光(Team Zenko) +4’31”
10位 合田正之(SQUADRA/DECOJA) +4’35”