2018年のRaphaスーパークロス野辺山、大会2日目のUCIレースは日本で初めてUCIクラス1のレースとして男女で開催されました。獲得できるUCIポイントや賞金が増加し、トップレーサーにとってはより重要度の増す一戦です。
朝方こそ深い霧に包まれた滝沢牧場も、午後にかけて天候は回復。路面も乾き、2日連続のドライコンディションとなったエリート女子レース。号砲とともに集団の先頭に躍り出たのは宮内佐季子(Club La.sista Offroad Team)。2012&13年の全日本チャンピオンが力強い走りで先行します。
しかし1周回を完了をする頃には、先頭はサミー・ルーネルズとエミリー・カチョレックのスクイッド・スクアッドコンビが抜け出しに成功。昨日2位で巻き返しに期待のかかった今井美穂(Co2 Bicycle)は前日と同じ溝で痛恨の落車をし離される事態に。
今井、そして追う宮内から距離をとったルーネルズとカチョレックは快調に好ペースを刻みましたが、レース終盤の舗装路の登りでルーネルズが先行。そのまま独走体制に持ち込んで2日連続の優勝を果たしました。
カチョレックが2位に入り、スクイッドのワンツーを達成。新旧全日本チャンピオンの勝負を制した今井が3位で2日間連続の表彰台を射止めました。
「スリッピーで砂埃がすごかった」と今日のレースを振り返ったルーネルズ。最後にはレースオーガナイザーへの感謝を口にしました。カチョレックも2年連続の野辺山を楽しんだ、とコメント。
手痛い落車で順位を前日よりひとつ落とした今井は、「今日も同じところでミスをしてしまいました。スクイッドの2人とは8月から同じレースをしていろいろ学びました。気持ちを全日本選手権に向けて頑張りたいです」とタイトル防衛に向けての意気込みとしました。
UCIエリート女子結果(11月18日)
1位:サミー・ルーネルズ(スクイッド・スクアッド)41’19”
2位:エミリー・カチョレック(スクイッド・スクアッド)+9″
3位:今井美穂(CO2bicycle) +51″