総勢110名がスタートしたRaphaスーパークロス野辺山のUCIエリート男子レース1日目。激しい先頭の攻防や表彰台争いが繰り広げられた戦いを振り返ります。
日本、アメリカ、オーストラリア、チェコ、カナダという5カ国の選手が出場したレースはクリストファー・ヨンゲワールド(Flanders JBlood)による力強いホームショットでスタートしました。
スタート直後の第1コーナーで発生した落車の影響で竹之内悠(東洋フレーム)や小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、ギャリー・ミルバーン(SPEEDVAGEN X MAAP)といった有力選手が出遅れる中、3度オーストラリアチャンピオンに輝いているヨンゲワールドは後続に10秒以上のタイム差をつけることに成功。2番手の前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)に沢田時(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)らが加わって追走を試みます。泥セクションが乾いた影響でレースは全体的にハイスピードな進行となりました。
追走パックの中から抜け出したのは、2017年シクロクロス世界選手権エリート男子22位のエミル・ヘケレ(Stevens Bikes Emilio Sports)。チェコからやってきた初来日の40歳が徐々に先頭ヨンゲワールドとのタイム差を詰めていきます。レース後半に入ると、6分10秒前後のラップタイムを刻んだヨンゲワールドにヘケレが合流。しばらくの併走ののちにヘケレが単独先頭に立ちました。
それぞれ単独で1番手と2番手を走るヘケレとヨンゲワールドの後ろでは、竹之内、小坂光、沢田、2016年大会2日目の覇者ギャリー・ミルバーン(SPEEDVAGEN X MAAP)とアンソニー・クラーク(Squid Bikes)が3位パックを形成し、そこから竹之内とクラークの2名が抜け出す展開に。先頭フィニッシュしたヘケレから遅れること30秒でヨンゲワールドが2位、クラークとの接戦を制した竹之内が50秒遅れの3位に入りました。
エリート男子(1日目)結果
1位 エミル・ヘケレ(Stevens Bikes Emilio Sports)
2位 クリストファー・ヨンゲワールド(Flanders JBlood)
3位 竹之内悠(東洋フレーム)
4位 アンソニー・クラーク(Squid Bikes)
5位 小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)
6位 沢田時(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
7位 ギャリー・ミルバーン(SPEEDVAGEN X MAAP)
8位 ケヴィン・ブラッドフォード(SET/Coaching.com)
9位 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)
10位 ポール・レーデンバッハ(Flanders JBlood)