アメリカ人選手、オーストラリア人選手、日本人選手の3名による戦いに持ち込まれたRaphaスーパークロス野辺山1日目のUCIエリート女子レースを振り返ります。
34名がスタートした大会初日のUCIエリート女子。40分間のレースは、アメリカから参戦したエミリー・カチョレック(Squid Bikes)のホールショットでスタートします。チームメイトのサミエル・ルーネルズ(Squid Bikes)と今井美穂(CO2 bicycle)、エイプリル・マクドノー(Flanders JBlood)、與那嶺恵理(FDJ Nouvelle Aquitaine Futuroscope)がカチョレックに追いつく形で先行。5名が先頭パックを形成し、乾燥しつつある泥に覆われた高速サーキットを駆け抜けます。
やがて2周目に入ると先頭はルーネルズ、マクドノー、今井の3名に。遅れたカチョレックと與那嶺が追走パックを形成しますが、徐々に先頭パックとのタイム差は広がっていきます。先頭3名はそれぞれの得意セクションで前に出る走りを見せながら誰も引き下がらない攻防を展開。接触によって一時的に遅れたマクドノーも挽回して3名で最終周回に突入しました。
終盤になっても安定感ある走りを見せたルーネルズがペースアップするとマクドノーと今井は遅れ、最後は独走でフィニッシュ。今井はマクドノーに引き離されながらも表彰台圏内の3位に。4位には與那嶺との接戦を制したカチョレックが入り、トップ10に海外勢が4名、日本勢が6名入る結果となりました。
UCIエリート女子(1日目)結果
1位 サミエル・ルーネルズ(Squid Bikes) 44’05”
2位 エイプリル・マクドノー(Flanders JBlood)
3位 今井美穂(CO2 bicycle) +02″
4位 エミリー・カチョレック(Squid Bikes) +26″
5位 與那嶺恵理(FDJ Nouvelle Aquitaine Futuroscope) +38″
6位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) +1’50”
7位 宮内佐季子(ClubLa.sistaOffroadTeam) +2’00”
8位 西山みゆき(東洋フレーム) +2’02”
9位 松本璃奈(TEAM GRM) +3’27”
10位 フィオナ・モーリス(SPEEDVAGEN X MAAP) +3’47”