野辺山シクロクロスの魅力的なコースセクションを紹介

投稿者: | 2013年10月31日

エントリー締め切り日まで3日を切った2013年Rapha野辺山高原シクロクロスレース。もしまだ参加を迷われている方がいるなら、どんなコースなのかを紹介するこの記事が参加の後押しになれば幸いです。

ようこそ、深遠なる「オトナの泥遊び」の世界へ。

モー限界? 野辺山シクロクロスの舞台は滝沢牧場

自転車乗りの間では、シクロクロスの舞台として認知度の高まる長野県・野辺山。八ヶ岳南麓の標高1350mに位置するこの高原は、夏場の避暑地、あるいは冬場のスキーリゾートとして人気の観光スポットでもあります。そんな野辺山の礎を切り開いた観光牧場、滝沢牧場が野辺山シクロクロスの会場です。

家族で楽しめる雄大な観光牧場にとられたシクロクロスコース。ふと脇を見やれば牛や馬が顔をのぞかせ、売店では濃厚なアイスクリームが楽しめて…どこか牧草地帯から始まったスキーのノルディック競技のように、牧歌的な冬の競技の雰囲気がここにあるのです。

ですが、ここで行なわれるはシクロクロスレース。ロケーションが牧歌的でも待っているのはキツくツラく、そしてなぜか楽しいひと時です。そしてもしあなたがレースで入賞することがあったら、野辺山シクロクロスのトロフィーはノルウェー製のカウベルトロフィー。誇れるコレクションになるでしょう。

 

 

マッドに走れ 泥こそ野辺山シクロクロスの象徴

毎年完売する野辺山シクロクロスのTシャツのデザインをご覧のみなさまは、そこに大きく書かれた「泥」の文字を思い出していただけるでしょう。そう、野辺山シクロクロスといえば泥です。ヨーロッパやアメリカのレースに比べ、なかなかマッドセクションの少なかった国内のシーンに衝撃、のち笑撃をもたらした野辺山の泥。ドライな年には、わざわざ放水機で泥を作り出す念の入れ用です。

泥を走ることがどんなことなのか、文章よりも写真が説明してくれます。

幼少の泥んこ遊びを思い出すからでしょうか。

泥を走り切った後は、なぜか笑顔になってしまうものです。

 

もうひとつの野辺山名物フライオーバー(立体交差)

一昨年に初登場し、国内のシクロクロスでは初となる本格的な立体交差が話題になりました。今年もスペシャライズド様のサポートをいただき、深紅の「スペシャライズド・ブリッジ」がライダーの前に立ちはだかります。

 

ペースよくペダリングしていても、リズムを狂わされる急でピッチの細かい階段。最上部の思いがけぬ高さと、下りまでの距離の短さ。慌ててはいけません。ミスが生まれます。落ち着いて乗車をしてから下り始めましょう。あるいは、バイクを押したまま下れる安全バイパスのご利用を。くれぐれも、乗車できないまま下り始めないように!

このフライオーバー、今ではシクロクロス東京など各地のレースに広がりつつあります。では、本場はどんなものかというと……。こ、こりゃすごい。 これは世界選手権。
まだまだ、野辺山にも改善の余地があるということでしょうか。

そんな野辺山シクロクロスを走り終わったら……

最後は笑顔(そうでない写真も混ざってるって?じきに笑顔に変わるんですから!)。
走ってみたくなったあなたはまだ間に合います。スポーツエントリーからの申し込みをどうぞ。
あと3日で締め切りです。観戦だけでいいや、とお思いのあなた。絶対に走りたくなりますから、思い切ってエントリーするのがおすすめです。UCIレース以外はマウンテンバイクで参加できます。
最後に昨日公開されたムービーを再掲。
みなさんの出走をお待ちしています。

2011 UCI-2 NOBEYAMA CYCLO-CROSS RACE from RAPHA on Vimeo.
(film by Daisuke Kitayama)

photos:Kei Tsuji

カテゴリー: 2013